もうすぐ新年度が始まりますね。
この時期に、スクールカウンセラーや、カウンセリングについて知っておいてもらうことはとても重要です。
まだ学校に慣れていない新入生や、新入生の保護者は、これからの学校生活に不安を抱えているかもしれません。
スクールカウンセラー便りを通して、カウンセラーや相談室の雰囲気を知らせることで、安心してもらうことが期待できます。
相談への抵抗感を下げられるような、効果的なスクールカウンセラー便りの内容を紹介していきます。
新年度のSC便りの内容①自己紹介
新年度のスクールカウンセラー便りには、自己紹介が必要不可欠です。
カウンセラーがどんな人なのかを知ってもらい、相談しやすい雰囲気づくりをしましょう。
長く書く必要はありませんが、ちょっとしたプロフィールを載せましょう。
好きなものや趣味を書くと、子どもが話しかけてくれるきっかけになるかもしれません。
新年度のSC便りの内容②SCの似顔絵
子どもや保護者は、スクールカウンセラーの姿を見る機会が少ないですよね。
ある程度の雰囲気がわかっている人に相談しに行くのと、全く知らない人に相談しに行くのとでは、心理的負担が大きく違います。
また、子どもたちはアイコンやアバターを通してコミュニケーションを取ることに、慣れ親しんでいると思います。
そのため、スクールカウンセラーの似顔絵をお便りに乗せることが望ましいです。
あまり大きなサイズで載せることはないと思うので、シンプルなイラストが良いと思います。
小学生向けのスクールカウンセラーだよりには、少し可愛いイラストや、面白い感じのイラストが親しみを持ってもらいやすいと思います。中学生向けの場合には、それよりはやや真面目なイラストの方が良いかもしれません。
1,000円程度でイラストレーターに似顔絵を作成してもらえるサービスや、無料で似顔絵を作成できるアプリやWEBサイトを活用しましょう。
「似顔絵作成 アプリ」「似顔絵作成 サイト」と検索すると、たくさん見つかると思います。
新年度のSC便りの内容③時事ネタ
世の中の状況による影響を考えて、子どもや保護者の悩み・不安を想定し、話題に出すことも良いです。
そういった話題を出すことで、興味を引くスクールカウンセラー便りになります。
できるだけ具体的に書くと、子どもや保護者が共感しやすい内容になります。
例をあげてみます。
【具体的でない内容】
感染症が流行し、心配事が増えて、不安な気持ちになりますよね。
【具体的な内容】
感染症が流行し、「これからどうなるのだろう・・・」と心配になったり、「感染してしまったらどうしよう」と不安な気持ちになったりしますよね。
このように具体的に書くことで、より読み手に寄り添った内容になります。
新年度のSC便りの内容④利用案内
相談室やカウンセリングの利用方法を、なるべく詳しく載せましょう。
利用方法があいまいに書いてあると、相談までの流れがイメージしづらくなってしまい、相談することに不安を感じさせてしまいます。
誰が読んでもわかりやすく、相談までの流れがイメージできるような利用案内を心がけましょう。
「①〇〇にある用紙を記入する」「②〇〇先生に提出する」・・・というように、手順を明確に示すと良いです。
新年度のSC便りの内容⑤ストレスケア
環境の変化によって、ストレスを感じやすい時期です。
手軽にできるストレスケアや、自分ですぐにできるストレスケアなどを紹介しましょう。
ストレスのサインに気づくためのチェックリストも載せると良いかもしれません。
実用性の高い内容にすることで、今後のスクールカウンセラー便りも読んでもらいやすくなります。
新年度のSC便りの内容⑥相談窓口の紹介
電話相談やSNS相談の案内をすることも、スクールカウンセラー便りを有用なものにする手段の一つです。
また、相談できる場がたくさんあると知ってもらうこと自体が、子どもや保護者の安心感につながります。
新年度のお便り以外でも、定期的に紹介しても良いと思います。
新年度のスクールカウンセラー便りの内容まとめ
新年度のスクールカウンセラー便りの内容として、6つの内容を紹介してきました。
- 自己紹介
- SCの似顔絵
- 時事ネタ
- 利用案内
- ストレスケア
- 相談窓口の紹介
新年度になってすぐ、子どもや保護者が相談に来るということはあまりないかもしれません。
ですが、困ったとき気軽に利用してもらえるようにするために、新年度にスクールカウンセラー便りを発行することはとても重要です。
今回の記事を、新年度のスクールカウンセラー便りの作成に役立てていただけると幸いです。
他の時期のスクールカウンセラー便りの内容についても、記事にしています。
よろしければ参考にしてみてください。